夏季休業が明け、企業や施設が再始動するこの時期。実はその裏で、「設備点検の人手が足りない」という声が多く聞かれます。特に中小企業や多拠点を抱える管理者にとって、看板や照明、フェンスなどの屋外設備まで丁寧にチェックするのは容易ではありません。そんな中注目されているのが、ロープアクセスを活用した省人化・短時間での高所点検です。今回は、人手不足の現場でも効率よく設備安全を守る方法として、ロープアクセスの活用術をご紹介します。
目次
高所点検に人を割けない現場が増えている
建物の安全管理は本来、専門知識を持ったスタッフが定期的に行うべきものです。しかし近年、施設管理や営繕担当者の人手が減り、点検頻度が落ちている企業も少なくありません。とくに看板や照明といった高所設備は、問題が起きてもすぐには気づかれにくく、メンテナンスが後回しになりがちです。愛知県内でも「点検スタッフを確保できず、2年以上チェックできていない設備がある」といった声が聞かれます。
ロープアクセスなら1〜2名でのスピード対応が可能
ロープアクセスは、作業員がロープと安全装備を使って建物に直接アクセスする工法で、足場の設置が不要です。このため、従来の仮設足場に比べて作業員数を抑えながら、高所の細部まで点検できるのが特徴です。実際に、愛知県内のある医療施設では、照明ポールの点検と外壁の確認をロープアクセスで実施したところ、2人の作業員・1日以内で完了し、仮設足場よりも70%以上のコスト削減を実現しました。
設備の異常は“兆候”のうちに見つけるのが鍵
看板の傾き、ネジの緩み、フェンスのぐらつきなど、重大な事故につながる前には必ず“兆し”があります。ロープアクセスを用いたプロの点検では、そうした小さなサインを見逃しません。外観に変化がなくても、支柱の腐食や基礎の劣化、照明器具の固定金具の緩みなどが見つかることもあります。これらを早期に対処することで、将来的な修繕コストや営業停止リスクを回避できます。
限られた予算・人員でも、安全管理の質は落とさない
人手や予算に制約がある中でも、企業として安全管理の水準を落とすわけにはいきません。ロープアクセスは、必要最小限の人員と期間で作業が可能であり、小さな点検から部分補修までを一気に対応できる点でも効率的です。また、施設の営業を止めることなく作業ができるため、業務への影響も最小限に抑えられます。まさに、今の時代にフィットした“合理的な管理手段”といえるでしょう。
愛知の高所点検・省人化施工は、株式会社クレストにお任せを
建物の高所設備点検や補修を効率よく、安全に行いたい企業様へ。愛知県で数多くの実績をもつ株式会社クレストでは、ロープアクセスを用いた屋外設備の点検サービスを提供しています。人手が限られた中でも、品質を犠牲にせず点検作業を完了させる体制を整えており、短納期・低コストのご相談にも柔軟に対応可能です。安全・省力・スピードを兼ね備えた高所作業をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。
出典
・国土交通省「建築物維持管理における省人化の取り組み」(2021年)
https://www.mlit.go.jp/common/001460372.pdf
・愛知県「建築物落下物事故の防止対策」
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/toshikenkyo/