夏の終わりから秋にかけて、台風や長雨が多くなるこの時期。特に愛知県では局地的な集中豪雨が増えており、自宅や店舗の屋上、ベランダからの雨漏り被害が年々増加しています。防水層の劣化や排水の詰まりは、「気づいたときには手遅れ」というケースも少なくありません。外からは見えづらい屋上やベランダの状態を今一度確認し、雨のシーズン本番に備えることが大切です。

「一度も雨漏りしていないから大丈夫」は危険な思い込み

外壁や屋上のトラブルで多いのは、「見た目には問題がないから安心していた」というパターンです。防水層は経年劣化によって徐々に性能を失っていくため、築10年以上経過している場合は内部で水分がしみ込んでいても外からは分かりません。実際に、愛知県内の戸建て住宅では、2階のベランダからの漏水により1階の天井が腐食し、修理費用が50万円以上かかった事例もあります。早期点検が、家計への負担軽減にもつながるのです。

自宅のベランダや屋上にもロープアクセスが活用できます

ロープアクセスというと「ビルや工場向け」と思われがちですが、近年では個人住宅への対応も広がっています。外壁とベランダの接合部や屋根の端部など、足場を組むほどではないが梯子では届きにくい部分に、ロープアクセスは最適です。調査から軽微な補修まで、1〜2日で完了することが多く、騒音や近隣への影響も抑えられます。愛知県内でも、小規模な店舗や戸建ての補修をロープアクセスで行うケースが増えています。

家の資産価値を守るには「予防メンテナンス」が基本

住宅や賃貸物件を資産として長く維持するためには、定期的な点検と小規模な補修の積み重ねが必要です。とくに防水系の劣化は目視での発見が難しく、「何も起きていない今」こそ対処すべきといえます。たとえば5〜10万円程度の部分補修で済んでいたところが、放置していたことで全体の再防水工事(数十万円〜)が必要になるといったことも。住まいのトラブルは早期発見・早期対応がもっともコストを抑える手段になります。

小さな家でも相談できる、身近なロープアクセスの専門業者

「うちはそんなに大きな家じゃないから…」とためらう必要はありません。ロープアクセスのメリットは、規模に関係なく、必要な箇所だけを効率よく点検・補修できることです。愛知県でロープアクセスを専門に行う株式会社クレストでは、個人住宅や小規模物件の点検にも丁寧に対応しています。特別な工事や仰々しい足場を必要とせず、限られた予算内でしっかりと建物を守りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。


出典

・国土交通省「住宅の雨漏りトラブルと点検の必要性」(2020年)
 https://www.mlit.go.jp/common/001359410.pdf
・愛知県防災局「過去の台風被害と住まいの備え」
 https://www.pref.aichi.jp/soshiki/bosai/